自然遺産屋久島紀行1

自然遺産屋久島紀行1
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奇跡の島に行く!

急に時間ができたので、ふと思い立って屋久島へ。

屋久島には、アロマセラピストとして日本での草分け的存在の高橋なおみさんが暮らしています。長年の仕事の相棒でもある彼女とゆっくり話したいなぁ… 屋久島ライフを体験したいなぁ… という思いからの旅でした。なおみさんは18年ほど前に移住したのですが、10年くらいは東京でも仕事をしていたので、行ったり来たりしていました。ここ数年はすっかり屋久島の人になっています。

「屋久島に来るなら4月か11月がいいよ!」と言われていたので、急がなくちゃ!と予定を4月18日から22日までとして準備開始!

屋久島へは、羽田から飛行機で鹿児島へ行き、鹿児島からは高速船トッピーで2時間半、飛行機では30分で行くことができます。福岡からも屋久島行きの飛行機が出ることになったと聞いて、今回は福岡経由で行ってみました。所要時間は1時間でした。

福岡からのプロペラ機です。小さな飛行機はちょっと楽しい!

屋久島空港到着!

これが空港の全てなのでジャンボ機などは発着できません。それが自然が守られている一つの理由かもしれませんね。

益救神社へ

空港に迎えに来てくれてたなおみさんと合流して早速観光スタートです。まずは屋久島の守り神「益救神社(やくじんじゃ)」にご挨拶。

益救神社

えつ!屋久神社ではなく益救神社なの⁉と疑問を持ったので、その謂れを益救神社のホームページで調べてみました。(以下引用です。)

益救神社は、天照大御神の曽孫にあたる、天津彦彦火火出見尊(山幸彦)をはじめとした、山・海の神々七柱をお祀りしています。
創立年代不詳ですが、九二七年に勅命により編纂された「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」に「大隅国馭謨(ごむ)郡 一座 名神 小 益救神社」と名前が登載されています。豊かな水と緑に恵まれたここ屋久島は、古くから航海者たちの重要な目印であり、水や食糧を補給する寄港地でした。そのような島の役割から、「益々救われますように」「今後もますます救ってくださる神様のお宮」といった感謝の想いが込められ、神社名に「益救(やく)」の文字があてられたと考えられています。

益救神社 御由緒より

ということでしたので、これから益々みんなが救われますように!とお参りしてきました。

小さな祠の側にも苔のご神体が…

益救神社の境内には立派な栴檀(せんだん)の木がありました。

益救神社の境内には立派な栴檀(せんだん)の木がありました。屋久島ではあちらこちらに栴檀の木があります。

「栴檀は双葉より芳し」という故事がありますよね。才能のある人は幼い頃からその兆しがみられるということですが、この故事で言われている栴檀は白檀の事で、この栴檀とは違う植物らしいです。すっかり故事にある栴檀だと思っていたので、樹の幹をクンクン嗅いでしまいました… でも良い香りでしたよ!

次に訪れたのは「牛床詣所」

牛床詣所

昔、里の人々は山の神に守られて暮らしていると考えていました。山岳信仰ですね。女人禁制だった時代に、山にお参りに行った男性を女性や子供はこの場所で待っていたということです。

石の祠と石仏たち。みんな苔に覆われています。ひんやりとした空気と薄暗い森にさすキラキラとした日の光りは屋久島ならではの風景。何とも神秘的な空気が流れていました。

次に向かったのは「千尋の滝(せんぴろのたき)」。その広大さと勢いに圧倒されます。水と岩と緑の島の入口に降り立った感じでした。

いたく感動したのですが、この広大な滝も今回の旅のほんの序章に過ぎなかったことを、その後の3日間で体験することになります。

自然遺産屋久島紀行2 水と岩と緑の島につづく

この記事を書きました 佐佐木景子
佐佐木景子講師

佐佐木景子》25年以上にわたりアロマセラピストの育成指導、商業施設や医療機関でのアロマ事業プロデュースを行う。 アロマセラピスト、心身健康アドバイザー、日本フィトセラピー協会理事、西九州大学客員教授、人間総合科学大学講師。FacebookYoutube

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