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Natural Therapy 歳時記 2月 梅の花

Natural therapy 歳時記2月
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2月と言えば受験シーズン

合格祈願に天神様にお参りに行く方も多いと思います。
天神様に祀られている菅原道真は、梅の花を詠んだ有名な和歌を残しています。

東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ

「東風が吹いて春がやって来たならば、我が家の梅たちよ!いつものように香りを起こしておくれ。主人がいなくても春を忘れてはいけないよ。」という歌です。

現在では「春な忘れそ」を「春を忘るな」と表記している文献も多くみられます。

梅の花は、和歌や俳句に数多く謳われていますが、菅原道真は、梅をこよなく愛した歌人として特に有名です。

後に天神様として祀られることになった菅原道真は、歌人としてだけではなく天皇の側近として多くの仕事をこなす大変優秀な役人でした。しかし、権力争いに巻き込まれ、あらぬ嫌疑をかけられて太宰府に島流しになってしまいます。
都から追われるときに詠んだのがこの歌です。その後亡くなるまで失意のまま太宰府で過ごすことになります。

道真が亡くなった後、朝廷では災害や不幸が相次いで起こり、祟りではないかということになり、その怨霊の怒りを鎮めるために天神様として祀られたそうです。
道真を祭った天神社や天満宮は、現在では全国に約12000社もあるそうです。
現在に至るまで、学問や芸術の神様として人々に「天神様」と呼ばれて親しまれています。

梅の花の香り効果

梅の花の香りは、もうすぐ春が来ることを思わせるような何とも優しい甘い香りです。
梅の花に含まれる代表的な香り成分として、酢酸ベンジルやオイゲノールがあります。

酢酸ベンジルはジャスミンやイランイランにも含まれる甘くちょっと興奮作用のある香り成分です。媚薬成分などともいわれていますが、私は集中し過ぎた頭の疲労を和らげる香りのように感じています。固定概念から自分本来の感情を引き出してバランスをとるような香りだと感じています。

オイゲノールはクローブなどの含まれる香り成分です。殺菌や抗菌作用が有名ですが、心に対する働きとしてストレスの軽減やウツなどの不安を和らげる働きがあるようです。

過度の緊張を和らげて本来の自分の実力を引き出すようにバランスをとる香りということです。受験生にとってはピッタリの香りですね。

天神様のお参りに行った時には梅の花の香りを忘れずに嗅いで来てください。

(佐佐木景子ビューティーコンシェルコラムからの改変)

志緒先生のハーバルレシピ

梅は日本の春を告げる花 ウメPrunus mumeバラ科サクラ属

  • 江戸時代以降のお花見は桜だが,奈良時代以前は「花」とは梅を指すことが多かった。
  • 平安中期以降,梅が次第に桜にとって替えられた。
  • 梅には春との深い関わりを示すような別名がある。

好文木(こうぶんぼく),春告草(はるつげぐさ),木の花(このはな),初名草(はつなぐさ),香散見草(かざみぐさ),風待草(かぜまちぐさ),匂草(においぐさ)など。

~東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ~ 菅原道真

  • 梅の香りを構成する主要23成分が特定され,主成分はベンジルアセテート。その他ベンズアルデヒド,ベンジルアルコール,オイゲノールなど。
  • 梅の花は開花直後の朝に最も強い香りを出す。
  • 花を摘むなどの外部ストレスで香りが変化しやすい。

梅の花の薬効

梅の花は,古来より様々な有効成分を有していることが知られており,服用による健胃剤,鎮静剤として用いられ,また安全性についても問題がないことも確認されている。

また,近年の研究により梅の花より抽出される有効成分は安全性,安定性に優れ,かつ美白効果,肌荒れ防止効果,皮膚の抗炎症効果,抗酸化作用,保湿性改善効果等にも優れていることが判明している。

また,梅の花は,メラニン生成の原点となるチロシンに関し,メラニン生成過程における酵素であるチロシナーゼの活性を阻害することで,人体皮膚表面に現れるシミとなるメラニンの生成を阻止する効果がある。

(村上志緒先生の二十四節気ハーバルレシピより)

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